「甘草」は7割の漢方薬に調合される定番中の定番。風邪予防でよく使われる「葛根湯」1包にも1gほど含まれている。身の回りでは入浴剤バスクリンや育毛剤、シワ取り美容液などにも抗炎症作用に期待して混ぜられている。ただ甘草の1日量が2.5gを超えると血圧上昇、むくみ、しびれ、不整脈、食欲不振などの副作用があり注意が必要だ。尿管結石の痛止めに「芍薬甘草湯」を常備しているが、注意書きに「連続使用は要注意」とあり、なるほど上記の由縁があったのだと合点。「漢方薬は副作用は心配なし」は間違いだったのだ。
9月 12
2024
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