かってはバイキングを輩出したノルウェー王国、その王室が揺れている。日本の天皇とは違って途切れ途切れの系統で連続性はない。1990年の憲法改正で性別に拘わらず第1子から順番に王位継承権が与えられる。だからいずれは継承を巡って大問題が起きるだろうと国民がみな恐れていたことが起きた。長女のルイーセ王女が自称霊媒師のアメリカ人男性と結婚したのだ。さすがに王女は王室とは関わらないと宣言したが国民の不安は解消するどころか喧々囂々の非難が続いている。ここはノルウェー王室を「他山の石」にして欲しい。
秋篠宮長男悠仁親王が18歳の成年を迎え、新聞各社は全ページ以上を割いて近況を伝えた。「国民こぞって寿ぎ成長された悠仁親王殿下にお祝いを申し上げたい」と書き、産経は「SNSなどでは秋篠宮家や悠仁殿下に事実無根の中傷が見受けられるのは誠に残念だ。全力でお守りしなければならない」とまで言い切ったが何を以て宮内庁や秋篠宮家の軍門に降ったのだろう。悠仁の無関心、無表情、無分別の性格はよく知れている。とても将来の天皇として崇める気持ちにはなれないのが “国民こぞって” の想いではないのか?
9月 07
2024
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