そして英雄になった トランプ

シカゴ大学は2021年1月にトランプの支持者が米連邦議会議事堂を襲撃した事件後から継続した世論調査を行ってきた。ことし直近の調査ではトランプの再選を阻止するためなら暴力が正当化されると答えた人は10%に及んでいた。このうち銃を保有している人は3割超。一方、トランプを再選させるためなら暴力の行使を認めると答えた人は7%でこのうち約4割が連邦議会襲撃事件に関わった人を “愛国者” だと考えていた。これでは百数十年前の西部劇時代さながらの様相ではないか。そしてトランプは拳を上げて英雄気取り、第47代大統領となる。誠に由々しきことでとても世界の範たるアメリカではない。