目の昏(くら)き者たち

希代の宰相ともてはやされたドイツ元首相メルケルだがプーチンと習近平に親しいことで批判が増している。仏記者シルビー・コフマン氏の近著「目の昏き者たち〜いかにしてドイツとフランスはロシアに道を開いたか〜」はロシアのウクライナ侵略に至るまで20年余の外交の紆余曲折を解き明かし欧州ではベストセラーになっている由。(日本語訳はまだない)一人金儲けだけに進むドイツへの批判は今やEUに止まらない。またフランス現職マクロン(若干46歳)の一貫性のない治世に国民の不満は岸田以上に大きい。こうなるとドイツ人とフランス人の国民性の違いや政治システムの違いを知りたくなって参考本を探すが、なかなかいい資料が見つからない。