原発賛否 示さない傾向に

長岡科学技術大学の山形浩史教授62歳、京都大卒、通産省入省、原子力規制庁を経て2021年から長岡技大教授に迎えられた。その経験を活かして日米英の3カ国で「原発賛否」を世界で初めて同時に調査した。結果「日本では賛否を示さない人が特に若者に多いことが分かった」と云う。
「原発に賛成」は米国66%、英国72%、日本37%。「原発の新設に賛成」米国59%、英国63%、日本24%でいずれも2〜3倍の開きがあり、さらに賛意を示さない割合は米英の2倍で、年齢が下がるごとに増える傾向にあった。
教授は「東日本大震災時の原発事故への不安感が続いている。若年層の賛否を示さない理由はさらに分析が必要だが、政府や電力会社の説明のあり方にいっそうの工夫が必要だと思う」と・・・確かに「説明会」には50歳代以上がほとんどで若者の参加は極マレ。反対派が申し合わせて参加する傾向が強くなってきた。明日から新潟〜上越〜長岡〜見附で説明会が開かれる。