「中年太り」に朗報?

加齢に伴い痩せにくくなる「中年太り」は、脳の神経細胞の一部が縮むことで肥満を防ぐシグナルが脳に届きにくくなるために起こることを名古屋大の研究グループが突き止めた。年齢を重ねると代謝が悪くなり、体重が増える傾向は知られているが詳しい仕組みは分かっていなかった。
ラットの研究により脳の深い位置にある「視床下部」の神経細胞から伸びる細長い毛のような部位に集中していることが分かった。この部位はアンテナの役割を果たしており、加齢で縮むことも判明。それによって飽食シグナルをうまく受け取れなくなり太りやすくなるという。「この部位の長さに関わる分子を見つければ肥満治療薬の開発にもつながる」と話しているが・・・