電気自動車 頓挫

一頃のEV(電気モーター車)への狂乱が終わってHV(ハイブリッド車)が見直されている。米国ではトヨタのHV車が前年比50%増に対してテスラのEV車が20%増しか伸びず逆転。ホンダHV車も前年4倍と急進した。各国ともEV車への補助金があるにも関わらず同様の傾向になっている。充電設備の設置が遅れていることや蓄電池は寒さに弱く、米国各地を襲った激しい寒波で途中停止車が続出、消費者の不安を募らせたことが原因になった。また環境団体の検証では電気自動車はガソリン車よりも環境改善にそれほど貢献しないとする報告書が上がったことも影響したようだ。
ひと頃、中国の電気自動車が世界を席巻すると思われていたが、各地で使い捨てられたEV墓場が次々と生まれ、習近平の急激なEV車生産ソフト策は完全に頓挫した。日本のバイブリッド車優先策は一時、世界から見放されたが、どうやらその戦略の正しさが実証された。ただ老生、どうしてもトヨタは好きになれない。