大河ドラマが泣いている

15年前の大河ドラマ「篤姫」は母がただ一つ楽しんで見続けていて原作本も買い込んでいた。BSで再放送がはじまり改めて今どきの大河にはない、上手い脚本と多彩な出演者の演技に見取れている。平均視聴率24.5%はうなずける。
さてさて昨今の大河、もちろん視聴率がすべてではないが「光る君へ」の初回は12.7%。前作「どうする家康」は平均で11.2%の惨敗。原因はいろいろあろうが第一に脚本がよくない。史実を曲げて稚拙な思いつきで物語を歪め過ぎる。主演者はとても主演を張れる技量ではない。とは云え、テレビドラマが飽きられたのではない。TBS「VIVANT」は生き生きとの意味だが、出演者がまさにVIVANTしていた。視聴率は最高で19.6%だったそうだが、視聴率を超えた話題を提供した。スタッフと出演者の心意気が違っていた。NHKよ、発想を変えないと視聴者に失礼ですぞ。