元号「令和」

中央公論1月号に笹川陽平氏の「安倍首相に和風元号を決断させた一本の寄稿」を目にして、改めて「令和」はいい元号だと思った。安倍さんの偉業は一つに「インド太平洋構想」そして元号を「令和」に決めたことだ。総理談話は誠に気宇壮大にして日本の国柄が示されていたからだ。
「新しい元号は “令和” であります。これは万葉集にある “新春の令月にして気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉こを披き、蘭は珮後の香かを薫す” との文言から引用したものです。万葉集は千ニ百年余り前に編纂された日本最古の歌集でありわが国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書です。悠久の歴史と誇り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄を、厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ見事に咲き誇る梅の花のように、明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かすことができる日本でありたいという願いを込め “令和” に決定しました」と….
令和六年。政治を仕切ってきた安倍派は令和を宣言し、令和の中で消滅するだろう。何とも皮肉な時の移ろい、空いだこと !!