石平先生が語る「李克強の死」

産経コラム「教えて石平先生」氏ならではの情報はさすが……要約すると、
①水泳中に心臓発作が起きたと云うが、上海には心臓病が専門の復旦大学付属病院がある。にも関わらず漢方薬治療の上海中医薬大学付属病院に運ばれた。なぜなのか。
②そもそも習近平一派が幅をきかす上海に居たこと。李氏には居心地のいい場所ではなかったはずだ。
③中国共産党指導者は引退後も一般人が想像できないほどの特別な保健医療サービスを受けている。江沢民96歳、李鵬90歳、皆この手厚い看護を受けて長命だった。朱鎔基は95歳でいまも存命。元首相なら当然、最先端の治療を受けられたはず。
④「謀殺説」を唱える海外在住の中国人は多く、今の政治的雰囲気の中では習政権が何らかの関与をしたとの見方が大勢だ。
⑤一般民衆や低層党員は周政権が早く終わってほしいという気持ちを抱いている。それが李氏の死によって一気に表出し、大きな群集運動に発展する可能性は十分にある。