余命10年を告げられた岸博幸さん

元経産官僚で慶大教授の岸博幸 氏61歳。多発性骨髄腫が判明した経緯を番組で語っていた。
人間ドックで「どこかおかしいな」と云われて紹介状を渡され、運よく1週間後、大学病院に検査入院。血液ガンであることが判明した。担当医から「余命10年」が告げられて抗がん剤治療が始まったが、本人曰く「いま60歳、あと10年なら70歳。それだけ生きられれば十分だなと冷静に受け入れた」と。
そういえば、わが輩も当地で一番大きな医療センターのヤブ医者から「もう75年も生きたんだから十分だろう」と云われたが、こんな出来損ないに人の寿命を云々される筋合いはない。我々の不幸はこんな病院しか選べないこと。まさしく医療格差だ。