病めるアメリカ

米国がらみでもう一つ気になるのが来年11月の大統領選挙だ。共和党代表選に出馬した前副大統領マイクペンスは「自分を憲法の上位に置くような人物、他人にそうしたことを強いる人物(トランプ)は二度と大統領になるべきではない」と演説した。議会議事堂襲撃をけし掛け、暴行事件で賠償を命じられ、文書改ざんや機密文書持ち出しではゴルフ場で他国への攻撃計画をなど見せ「これは秘密文書だ。どうだ面白いだろう」などと語っていたと云う。こんな不届き者が世界最強の大統領だったのだ。ペンスさんの云う通り大統領にすべきでないことは云うまでもないが何故かトランプ人気は一向に衰えない。共和党はトランプに乗っ取られている。対して民主党もおかしい。バイデンも出馬を表明したが何せ齢80歳。2期目の終わりには85歳になり、もはや老害の何ものでもないが代わる候補が出てこない。最新世論調査ではトランプに6ポイントも下回っていた。やっぱりアメリカは病んでいる。