ボスポラス海峡(トルコ)

大統領選挙でにわかに世界の注目を集めているトルコ共和国。2016年に起きたエルドアン大統領に対する軍のクーデター計画が未遂に終わったのは計画を事前に察知したロシアが大統領府に伝えたからだと云う。以来、大統領エルドアンはプーチンに恩義を感じて、ロシアのウクライナ侵攻にもNATO加盟国ながら経済制裁に踏み切っていない独自の外交を進める。
首都イスタンブールにはボスポラス海峡(全長約35km、最狭660m幅)があり、まさにアジアとヨーロッパの掛け橋が架かる。2013年日本の技術(大成建設など)と円借款でボスポラス海峡を横断する海底鉄道トンネルが開通している。ただトルコ側の負担金がなかなか支払われずに大統領に督促状を出していたらしい。親日国だが何かが違う国民性。当地にはかって「トルコ村」があったがいまだにその存在理由が分からない。