4月14日、木星とその衛星を目指す欧州宇宙機関の探査機「ジュース」が8年超の旅路に就いた。生命とは何か。どのように生まれたのか。地球以外にも存在するのか。その大いなる謎に迫る。
木星は大きさが地球の11倍、重さが320倍もある。非常に大きな重力を持つ木星が移動する過程で周辺にある小天体の軌道をかき乱してさまざまな物質を広く供給したとみられる。しかし木星が巨大なガスの塊で常に変動していて昔の記録をとどめていない。そこで3つの固体の衛星、特にガニメデが注目されているのだ。ガニメデは太陽系の衛星で唯一、固有の磁場を持つ。これは地球と同じように金属のコアがあり、それが溶けて対流していることを意味する。表面は氷に覆われているから、生命を育む要素「水」「エネルギー」は既に存在が分かる。あとは「有機物」を調べれば「生命の存在」が断定できるというのだが、2031年までは老生の命がもたないだろうな。
5月 09
2023
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