地球内部は謎だらけ

地球の中心部には内核と呼ばれる巨大な鉄の球がある。その回転速度に異変が生じたとする研究が最近発表された。ただ速度が遅くなったという論文と反対方向に転じたという研究もあり謎は深まるばかりだと。
内核の鉄が固体になるときは外核へ熱が放出されるほか鉄より軽い元素も放出され外核の対流を活発化させている。この対流から磁場が生み出されている。磁場には宇宙から飛来する有害な宇宙線をブロックし地球上の生物を守るバリアの役目を果たしている。
ゆっくりだが内核(鉄)は成長を続けている。遠い将来は液体の外核が全て固体に変わるときが来る。そうなると外核の対流がなくなり、地球の磁場も失われ、地球上の生命に危機が訪れる。だから内核(鉄)の影響や活動を解明することは地球存続の大事な鍵なのだ。