ベップワニアン

地質時代で最後の氷河期が終わり温暖化が始まった1万年前から現在までは「新生代→第四紀→完新世」に区分されているが、新に人類が地球環境に大きな影響を及ぼし始めた時代を指す区分として「人新生」を追加した。その開始時期を示す基準地として大分県別府湾を「ベップワニアン」として日本地質学会が提唱したと云う。1950年代に米国や旧ソ連が核実験を繰り返し放射性物質の痕跡が残っていることが必須で、別府湾にはこれが明確に残っているからだと。世界9カ所が候補地とされ年内に決定されるようだ。もし日本の中から基準地が選ばれれば「チバニアン」に次いで日本由来の地層名称が世界の教科書に載る快挙?だ。