民主主義国家の衰退

2400年前のプラトンは「権力者は自分が独裁者であることを否定するだけでなく私的にも公的にもたくさんことを約束する。しかしその後は敵対者を粛清で排除しやがて戦争を引き起こす」と。人間も国家も2400年前から何ら進歩していない。習近平やプーチンのような独裁者が国や国民を私物化する事態がこの21世紀になっても出現する。またカルト宗教が民主主義の根幹「選挙」に介入して政治を操ろうとする。
民主主義がすべて正しい訳ではない。多数決で少数意見が切り捨てれたりポピュリズム勢力が政治を間違った方向に向かわせる危険性もある、が、産経Webに載った図表「自由民主主義は大きく衰退した」は衝撃的だ。世界179カ国の国と地域のうち「自由民主主義」と見なされるのは34カ国しかない。世界人口の約7割が独裁体制or権威主義体制で暮らしそれに甘んじている。