糖尿病が高血糖に変わる?

国内に患者が1千万人いるとされる糖尿病、病気の実態を示しておらずイメージも悪いとして「日本糖尿病協会」は病名の変更を求める方針を決めた。
糖尿病はすい臓から出るホルモンのインスリンが不足するなどして血糖値が高い状態が続き、腎臓病や失明、神経障害などの合併症につながる病気で免疫の異常や食べ過ぎ、運動不足などが関係して起きる。糖尿病という病名はもともと患者の尿に糖が混じることから名付けられたが中には尿に糖が出ない患者も多く症状を正確に表していないうえ「尿」ということばから不潔なイメージで見られていた。患者へのアンケート調査で90%が抵抗感や不快感を抱いていて80%が病名を変更したほうがいいと答えていた。協会は今後2年のうちに新たな病名を「高血糖病」などに変更するよう求めていくと云う。