文藝春秋12月号の広告「安倍元首相は愛子天皇を認めていた」との見出しにビックリして本屋へ。昔も今も「私が私が…」の目だたちがり屋の元NHK記者岩田明子の伝聞録だったからチトがっかり。
岩田は「安倍さんは内閣の体力があるうちに有識者会議を立ち上げて、将来、愛子天皇誕生への道筋に向けても責任ある議論を進めなければならない」と何度か口にしたと書いたが、一方、産経阿比留氏は産経Webで「安倍氏はそもそも女性皇族をご自身の意思にかかわらず皇族という地位にとどめ置くこと自体に否定的だった。女性・女系天皇だけでなく女性皇族が結婚後も皇族であり続ける女性宮家に関しても意味がないとの見方だった」と岩田記事を一蹴した。また週刊誌などでたびたび秋篠宮家の悠仁さまではなく愛子さまを天皇にすべきだとの特集などが組まれることに対しては「悠仁さまから皇位を奪うことになる。それは簒奪でありあり得ない」と嘆いていたと云う。阿比留さんは「文芸春秋の見出しは安倍氏の真意とはズレており誤解を招くものだ」と。愛子天皇は望むところだが、安倍さんを騙って愛子天皇に誘導しようというならあまりに姑息ですゾ。
羊頭狗肉(ようとうくにく)羊の肉を売らずに犬の肉を売るとの意。看板は上等でも実際に売る品物がごまかし物で劣悪であること、転じて見せかけや触れ込みはりっぱでも実質が伴わないことをいう。