一億総白痴

視聴者とさほど変わらない浅薄な知識をしたり顔でとうとう述べる専門面、それに話を求める司会者の軽薄、そんな馬鹿番組を仕掛ける制作者、そして見入る視聴者、テレ朝玉川某がいい加減な発言で謹慎処分を受けたがほくそ笑んでいることだろう。大宅壮一「一億総白痴」から60年経つても何ひとつ変わらない。以下は大宅壮一氏の当時の言葉・・・
「テレビに至っては紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって “一億白痴化運動” が展開されていると言って好い」と。なお「総」を付けたのは松本清張だったらしい。