ゴルバチョフ 死去

素人目には、痩せていないから肺か腎臓か、肝臓など消化器系ではないと思う。西側諸国のゴルバチョフ観は「リベラルな欧米思想を導入し共産独裁国家を破壊へと導いた功労者」と肯定的だが一方、国内では「世界から孤立し自負も誇りもズタズタにした売国奴」と真逆だ。ソ連崩壊へのドラマは誰の想像をも超えたその「崩壊」を目の当たりにした世代としてその大筋を読み返している。
ゴルバチョフ軟禁に始まって、軟禁が解かれてモスクワに戻り、ゴルバチョフ=ソ連とエリツィン=ロシアの国家観の政治抗争、エリツィンのロシアの独立国家共同体宣言、チェチェンに戦争を仕掛けて経済金融危機に直面、プーチンを大統領代行に指名・・・そして今はプーチンがウクライナに戦争を仕掛け、ロシア共同体は瓦解の途にある。ソ連ロシアと中国の共通の不幸は、国民が皇帝や独裁者の圧政しか知らず真の民主主義を理解できないコトだ。