米国の歴史学者エドワード・ルトワック氏が産経に寄稿した一文、
…中国は海洋国家になることを目指して多数の艦船や地対艦ミサイル整備、建造したが、船だけ作っても中国は海洋国家になれない。海洋国家の存立には船の寄港や修理、補給などを受け入れる同盟国が必要だからだ。米国が太平洋で覇権を確立できているのは同盟国の日本とオーストラリアという「巨大な不沈空母」がいるためだ。中国は東・南シナ海を押さえたとしても太平洋ではその先の足掛かりが全くない。(ソロモン諸島は篭絡されたが)
中国共産党は共産主義体制の方が戦略的な計画策定ができるため民主主義体制よりも優れていると主張するが、食糧という最も基本的な部分においてさえ計画は完全に破綻している。習は秋の党大会で党総書記3期目続投を目指し終身体制を視野に置いている。しかし中国がペロシ氏訪台を阻止できなかったことに加え若者の失業率が約20%に達し社会的不満が高まっていることからも習の終身権力構想は盤石ではない。国際情勢分析の専門家や情報機関は同盟国がおらず海洋国家になれず、ましてや「世界的強国」には程遠い中国を正しく適切に評価することを求めたい・・・日本の媚中国派の連中よ、まず中国を正しく理解しているか?
9月 01
2022
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