「円安」が止まらない。7月14日には139円、1日の中で2円も下げる乱調だった。このままでは1ドル150円は時間の問題だろうと。
国際決済銀行が発表する数字に「実質実効為替レート」がある。60か国の主要通貨との相対的な力関係を表し円の実力を示す。6月の1ドル=137円時点で2010年を100とすると59・16となり統計が残る1994年以降で最低を更新した。つまり円の価値は6割も下落。だからこの半年で8兆円の赤字を喰らった。
かって輸出企業は競争力が上がるから「円安は日本経済にプラス」と云われてきたが、外貨がジャブジャブ垂れ流しでも誰も責任を取らない。日銀黒田と財務省と素人大臣(鈴木俊一)はいまや「国賊」だが、誰もそれを言い出さない。
7月 22
2022
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