アニサキス症

サバやアジなどの魚介類に寄生しているアニサキスの幼虫。長さは2〜3センチで白い糸くずのようにも見える。これが生きたままヒトの体内に入ると胃や腸などに刺さり太い針で刺されるような激しい痛みでまっすぐ立っていられないほどだと云う。アニサキスは冷凍すると死ぬため魚を冷凍して輸送していれば問題は起きなかった。ところが輸送技術が発達して生で輸送できるようになったことでアニサキスも生きたまま魚とともに運ばれてしまう。「鮮魚」の定義は「冷凍鮮魚」が当たり前になってくるかも知れない。