サハ共和国

ロシア連邦は15の独立国家(ロシア・ウクライナ・ウズベキスタン・カザフスタン・ベラルーシ・アゼルバイジャン・グルジア・タジキスタン・モルドバ・キルギス・リトアニア・トルクメニスタン・アルメニア・ラトビア・エストニア)であることは理解。そのロシアの中が85の地方行政に区分されている。そしてロシア連邦の枠内に限定されながらも自らの国土や国語、憲法まで持つ国家(共和国)がある。ちろん世界が認める「独立国家」ではない。あくまでロシア連邦の中のいち地域。その中の極東連邦管区の中心「サハ共和国」に俄然、興味がわいてきた。
サハ共和国=面積はロシア全体の18%を占め(日本の8倍)世界の地方行政単位の中で最大。極寒の気候でかってマイナス67.7度を観測。サハ共和国の全域が永久凍土地帯。あまりの寒さに人々は酒浸りで「アル中」が蔓延したが厳格な販売規制でやっと正常になったと云う。かっての酒屋がいまでは「宝飾店」が軒を並べる。なにせダイヤモンドや金の一大産地。もう一つが「馬肉店」ここからが本題・・・
かってこの地はジンギスハンらモンゴル人が馬を蹴ってヨーロッパ占拠の足掛かりになった場所だ。ただロシア極東連邦管区の全体で700万人だが、国境を接する中国黒竜江省には4000万人の中国人がうごめいている。だから中国は、南シナ海から東シナ海、台湾を手中に治めたら、次はこのサハ共和国を狙って北極海への拠点づくりに向かうだろう・・・かってのモンゴル人の世界覇権の野望がいまや血を引いた中国人に乗り移った。200年後の世界地図はどう塗り変わるのか、残念ながらあの世から眺めるとしよう !?