正論 高山正之氏「折節の記」が相変わらず快調だ。抜粋すると…
「何もしない」岸田内閣の支持率が異様に高い。産経最新調査では68.9%を記録した。円はどんどん安くなる、小麦やガソリンほか物価はどんどん上がる、新型コロナの感染者数は一向に減らない、などなどマイナス要因ばかりでしかも目立った実績をあげているわけでもない。「朝令暮改」世論受けが悪いコトはすぐに引っ込めるから野党も攻めあぐねている。第三次世界大戦勃発の危機が間近に迫っているというのに、見事なまでに「何もしない」ことで政権が安定しているのだ。ここで、ハタとむかし見た小松左京の映画「日本沈没」の名シーンを思い出した。島田正吾演じる政界のフィクサーが科学者の提言を受けて丹波哲郎演じる首相に告げる言葉が「このまま何もせんほうがええ」だった。なるほど日本が政治的にも経済的にも沈没しつつあるいま「何もしないのが一番」と、岸田は達観したのか・・・いいなあ、高山さん !!
5月 07
2022
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