「知床遊覧船」の事故が痛ましい。明らかに判断ミスによる人災事故だ。同じ船、同じ航路でこれまで浅瀬に乗り上げるなど2回の事故を起こしていたと云う。読売に載った現場写真からでも現場の不気味さ恐ろしさを感じる。周辺の海水温は3度程度、しかも流れが川のように速くなるらしい。予報では午後から強風注意報と波浪注意報が出され、漁師仲間は「昼が過ぎたらダメになるぞ」と声を掛け合って昼ころにはみな港に帰っていた。子ども2人、大人24人が乗船していた。救命胴衣を着けていても海に浸れば急速に体温は下がる。水温が5~10度の場合は30分から1時間で意識を失い予想生存時間は1~3時間程度だと云う。ここでも「売上・利益優先」から逃れられない日本企業と日本人の弱体をさらしてしまった。
4月 25
2022
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