ウクライナの惨状に”プーチン憎し”は募る、一方、気がつけば日本経済はとんでもない事態になっていた。対ドルの円相場はこの3週間で10円以上も円安が進んで7年ぶりの1ドル=125円台を付ける異常事態に。世界金融市場は潜在成長率の2~3倍のペースで走り抜ける欧米経済に比べて、円安を容認する政府と日銀の無策を嫌って大量の円売りが続いている。
専門家は「2年ほど前までよく目にしたのはドル円レート110円前後だった。しかしいまは20年前の110円とはまったく意味が違う。仮に米国のインフレ率が平均年2%、日本がゼロ%とすると、20年間で2%の20乗は約48%、つまり日本円は50%ちかく下落しているのだ」「円安は輸出企業にはプラスと云われるが、生産拠点を海外に移したので日本経済には何のプラスにならない。黒字企業があるのは利益分を日本に戻さず海外で資金運用をしているからだ」・・・円の適正レートは100円前後、理想は80円台だと云われている。現状、どうやらただの円安ではなさそうで「日本崩壊」の実証かも知れない。
3月 28
2022
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