大地震についで大洪水地滑りの連続被害に遭われた能登の皆さんのご苦労に言葉がない。
能登沖(日本海)の資料的価値ある海底図形図を見つけた。2枚の図から能登半島の生い立ちに思いを馳せると・・・1800万年前ころに大陸の一部が沈降して日本海が生まれ、大陸の端は隆起して日本列島の原形ができた。だから日本海は全体が盆のような形態で、出入り口(対馬海峡と間宮海峡)が特に浅く台地状の海盆が連なる。能登沖は水深100m以下の大陸棚が続いているが、半島自体はいまも隆起が続いている。特に半島の海側の海成段丘は急傾斜で軟弱地層であり、海抜4〜500mほどの山から流れでる雨水は一気に海岸に流れ出る。国土強靱化と云うなら国は本気で取り組まないと、また同じ災害の繰り返しに見舞われる。
2024
追い打ちの被災に言葉がない
2024
2024
政府施設にも中国製監視カメラ
韓国軍の基地内に設置された監視カメラ1300台が中国製で中国国内のサーバにつながる設計になっていた。韓国軍は安全保障上の問題として撤去作業を進めている。同じくオーストラリアでも1000台が中国製で、うち250台が政府機関内の施設に設置されていた。危機管理に甘い日本国内はもっとヒドイ。約500万台といわれる監視カメラの大半は中国国有企業「中国電子科技集団」製だったり「浙江大華技術」製やAI画像認識トップ企業「商湯科技」製で、宮崎空港、関西国際空港、大阪国際空港、県営名古屋空港、名古屋国際会議場、両国国技館などに設置されたことが分かっている。日本国内の防犯カメラメーカーはパナソニック、日立、三菱、TOA、ビクターなどだが、ほとんどは中国生産のOEMとして販売されているようだから決して安全ではない。それもこれも日本メーカーはもとより、欧米企業の技術が盗まれて中国の技術レベルが一気に上がったこと、中国政府は莫大に経費を使って技術開発を行い、且つ低価格で世界の市場を独占したことにある。中国製のロボット掃除機でさえ中国サーバにつながってしまう今日、もはや唯一の防御は製品を使わないことしかないのだ。
2024
2024
肝硬変 一段階進んだ?
7月半ばの血液検査結果を貰ったが血小板が異常値だった。通常の基準値20万/µLのところ6.7/µLまで減少。これ以下は危険値になる。肝臓が硬く繊維化するため肝臓に流入する血管(門脈)の圧力が上昇し上流の脾臓が大きくなる。 脾臓が大きくなると脾臓内で血小板が破壊され出血しやすくなる。全ての手術が出来ないと云われる所以だ。また循環血液量が少なくなり脚が冷えて真夏でもサポーターが欠かせない。腎臓の血流も少なくなるため糸球体濾過率が下がり腎機能が悪化する。要するに肝不全や腎不全が起こりやすくなるのだ。ただガンマーカーふたつは正常値なのでガン化はまだ起きていないと思う。ともあれ我が肝硬変は一段階、進んだようだ。
2024
「SHOGUN 将軍」の快挙
エミー賞は映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞、演劇のトニー賞と並ぶ、米4大エンターテインメント賞の一つでハリウッド発のTVドラマ「SHOGUN 将軍」が18部門を独占受賞した。プロデューサーで主役を務めたのは真田広之さん。米側から「日本の観客に変だと思われないものにしたい。プロデューサーを兼ねてくれないか」と云われて快諾した。日本が舞台のハリウッド映画は多いが依然として「フジヤマ・ゲイシャ」という誤った東洋趣味のイメージで描かれがちだったからだ」と。この時代の日本語や所作を完璧に再現し、ある意味、世界の歴史認識を正す歴史的偉業との称賛の声が相次いでいる。直ぐにでも観たいが配信サービスしかなく、残念。
2024
デブリの試験的取り出し
東電福島第一2号機デブリの試験的取り出しが始まった。3週間前、単純な確認ミスで中止になった。こんな大事な工程を東電社員は立会ゼロ、外部業者任せで進めようとしていた。考えられない無責任体質だ。そもそもがなぜ核燃料溶融と建屋水素爆発が起きたかは云うまでもなく事故時に海水注入がためらって2〜3時間遅れたからだ。現場の所長吉田の必死な訴えにも本社にいた本部長常務の武藤と官邸にいた副社長武黒は最後まで承知しなかった。もし速やかに海水が注がれ炉心冷却が行われていたら880トンものデブリ(核燃料と炉心の金属やコンクリートが混ざった状態)が溶けて堕ちることはなかったと専門家は指摘する。デブリが放つ強烈な放射線を1〜2分浴びれば死に至る。この超危険物を安全に取り出して何万年も保管しなければならない気の遠くなるような作業。果たして東電任せで大丈夫なんだろうか。(米国スリーマイル島原発のメルトダウン事故で残された核燃料130トンとデブリの99%は取り出されたが処分地は未だに決まっていない)
2024
2024
政治家の力量が見えた二つの発言 ②
もう一つは台湾の頼清徳総統が語った「習近平の矛盾」に世界が喝采したことだが、石平さんの一文から得た情報なので産経記事ではない。日本のマスコミのスクープではないのが残念。
9月1日に頼清徳氏は台湾テレビに出演「習近平が台湾併合は領土保全と云うが、それならロシアに割譲したアムール川左岸を取り戻さないのか。ロシアが力尽くで中国から獲った土地ではないか」と。江沢民政権下の中国はロシアと調印した中露善隣友好協力条約によって双方は相手に対する領土要求を持たないと認め、事実上、ロシアに対する領土要求を完全かつ永久に放棄していた。この頼清徳氏の発言は英国のロイター通信やガーディアン、米国のニューズウィークやワシントン・ポストなどの主要紙が取り上げて報道したが中国は沈黙するしかなかった。これぞ国家代表の見識の見本だと思うが・・・石破さん、小泉さん、如何?
2024
政治家の力量が見えた二つの発言 ①
産経Webに奇しくも政治家の力量が見えた二つの発言が並んだ。長くなりそうなので①②とする。
一つは低調な自民党総裁選での石破と小泉の発言。まず石破は持論の「アジア版NATO創設」を主張したが、憲法の整合性、相手国に武力を派遣できるほど関係が成熟しているのか、などの詳細が全く考えられていないことが露呈、まるで中身のなかった鳩山由紀夫「東アジア共同体構想」の低レベルだった。「防災省」設置も然りでイメージにもならないお粗末だった。小泉に至っては来年のカナダG7サミットにどんな姿勢で臨むのかと問われて「私とトルドー首相は43歳で首相に就くから話しが合う筈。胸襟を開いて外交を語り合いたい」と。43歳がどうしたと云うのだ。父親譲りの低レベル。新潟からは鷲尾英一郎が推薦人に加わったが同類は群れるの典型だ。今日16日付け読売は党員+議員の支持数、1位高石、2位石破、小泉は予想以上に低かった。小泉が完全失速したら流れは一気に高石になって女性初の首相が出る可能性も見えてきた。