2024
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中国は義和団の乱 前夜の様相
中国蘇州市で日本人が狙われる傷害事件が続けて起きた。命に関わる重大事件だが中国政府は ”遺憾” とは表明したもの、犯行をとがめたり非難したりすることは一切なく、被害者に対するお見舞いの言葉も全くない。この中国政府の生温い対応を見てか、ネット上では「お見事よくやってくれた!」「やった人は漢族の英雄だ!」「日本人に告ぐ、中国にはお前らに安全な場所は一つもない」などと日本人に対する極端な憎しみの言葉が並んだ。日本のマスコミは事件発生は報じたもの、政府の怠慢な対応を非難する記事は全く見当たらない。(石平氏のコラムのみ)
今から124年前、清国政府は爆発寸前の民衆の不満を逸らすために暴力的な排外主義「義和団運動」を奨励した。そして1900年外国人宣教師やビジネスマンなどに対する無差別大量殺害「義和団の乱」が勃発。いままさしく習近平中国は「第二義和団の乱前夜」のような極めて危険な状態にある。日本の政府、マスコミ、国民、こぞって危機意識皆無 !!
2024
白馬村道路沿いの路線価格 全国1位
目ざとい海外投資資本の問題。各地の観光地周辺の路線価格が異常に高騰している。白馬村スキー場に通じる村道は上昇率32.1%で全国1位になった。白馬村は東京や京都から近い上に良質な雪を楽しめるスキーリゾートとして再評価が進み、スキー客の約5割を外国人が占める。これを当て込んで、米国、中国、シンガポールなどの外資系ホテルが進出、円安によるインバウンドもあってリゾート開発が乱発の状態だと云う。北海道ニセコ周辺では不当な乱開発が放置され、その甘い町や村の姿勢に批判が高まる事例もある。行政の怠慢で日本国土が海外投資に晒されることは何としても避けたい。もちろん島や水利権や基地周辺が買い占められるような国土の保全に自治体の怠慢不見識は云うに及ばない。(写真は白馬を一望するテラス)
2024
大差で英国の政権交替
労働党が選挙前の約2倍に保守党は200以上減らす誰もが予想しなかった大差で政権交替が起きた。英国はこの2年で4人目の首相が生まれる大混乱が続いている。それもこれも「EU離脱は失敗」と考える有権者が多数を占めたからだ。
前回、保守党は離脱によってEUの規制から解放され経済が活性化され他のEU諸国からの労働者の流入を抑えることで英国人の雇用が守られ、EUへの分担金を公的医療の充実に回せるとおいしいメリットを公約に掲げた。しかし現実は過度のインフレが生活を圧迫し医療を含む公共サービスの低下もたらした。直近の世論調査はEU再加盟に賛成が51%、反対は36%。ただ新たに政権を担う労働党はEUとの関係の修復をめざす一方、再加盟は目指さずに貿易や安全保障で新たな協定締結をしたいと表明した。いま再び国民投票を行えば国論を再び二分しさらなる混乱が生じるからだ。さてさてわが日本でも自民党の失政は明らかだが政権交替のドンデン返しが起きるか否か?
2024
都民の火葬料がなんと9万円 !!
高山正之「正論〜折節の記」によると、都民から最も利用されている町屋斎場や桐ヶ谷斎場を運営する「東京博善」の火葬料が90,000円に値上げされたと云う。公営の臨海斎場は44,000円だから2倍強だ。その理由が恐ろしい。東京博善は廣済堂の完全子会社になった。その廣済堂の株の40%以上を中国人実業家が保有、つまり都内の民間斎場の多くを中国系企業が抑えているのだ。廣済堂は110億円の売上げで純利益32億円という異常な利益率だから都民の屍で中国系企業がボロ儲けをしていると言うわけだ。しかし許認可権を持つ東京都は全く動かない、だけでなく、赤いキツネ=蓮舫と緑のタヌキ=小池百合子による都知事選でも全く歯牙にも掛からない。(尤も蓮舫は台湾人で北京にも親しい)都知事選はこういった庶民の生活を守ることを争点にしなければならないのに、だ。
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敦賀2号 廃炉の可能性
規制庁は敦賀原発2号機地下のD-1断層は「活動性を否定するには科学的根拠が足りず恣意的な感じがする」と厳く評価、今月末までに廃炉の決定になりそうだ。原発の「耐震設計審査指針」は安全上重要な施設を活断層の真上に設置することを認めていない。これまでも2号機の審査では原電が審査書類を無断で書き換えたり多数の誤記が見つかったりして審査はたびたび中断。規制委申請書の出し直しを求める行政指導をしていた。
日本原子力発電(原電)と東電の関係は深く、原電社長は元東電常務執行役の松村衛 氏68歳。現時点でも柏崎原発に多数の技術者を派遣している。もし2号機の廃炉が決定されれば、廃炉要員を除いて技術系社員が増員される可能性もある。
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リチウム電池の発火爆発
韓国電池工場で爆発発火事故が起きて22人が死亡した。スマホなど気にすることなく蓄電を繰り返しているが、かなり危険な習慣でもあることを改めて気付かされた。
リチウム電池は正極と負極、二極を分けるセパレーター、電池内を満たす電解液で構成される。一般的には毎日100%まで充電した場合、1年半で60%ほどの容量に減少する。電池の劣化が進んだり落下で衝撃を与えたり、高温(45度以上)に晒したりすると内部のリチウムが漏れる「析出」が発生し発火爆発の危険性が高まる。また充電量100%や過放電0%の状態が長く続くと劣化は一気に進む。
リチウム電池は日常生活には欠かせない重要で便利な製品である一方、取り扱い方を誤れば発火爆発の危険性があり、破棄する場合は両電極にテープを貼って絶縁する一手間を忘れてはならない。