DNA分析で日本人のルーツを探る研究が劇的に進歩している。
およそ7万年前に我々の祖先がアフリカを出た。5万年ほど前に台湾や琉球諸島を経て日本列島の地を踏んだのが「縄文人」この頃は最終氷河期で、海面は今より70m低く氷河にも覆われていたので台湾や琉球からの渡来はそう難しくはなかっただろう。一方、7万年前に陸伝いで今の中国に渡った集団は稲作の技術を携えて移動しながらおよそ3000年前に朝鮮半島を経て北九州に辿り着いた。これが「渡来系弥生人」だ。従来はこの農耕民の弥生人により狩猟採集民の縄文人が駆逐され北海道に追いやられたのがアイヌ人、南に追いやられたのが沖縄人と考えられていた。 しかし遺伝子分析の結果、縄文人と弥生人がゆっくり混じり合って現代日本人になったと云うのだ。どうやら縄文人と弥生人の争いはなかったらしい。
ポーラ化粧品の研究では「シミの出来やすい人はそのルーツが縄文人に遡る可能性が高い」と云う。どうやら小生には縄文人の血が多く流れているらしいが、中国人や朝鮮人から遠くなっただけでも何故か嬉しい。
3月 12
2015
2015