反面教師

産経新聞に掲載された曽野綾子のコラムについて、ロイターなど海外メディアは「首相の元アドバイザーがアパルトヘイトを称賛」といった見出しで報じてた。南ア駐日大使館から抗議を受けた産経新聞は「当該記事は曽野綾子氏の常設コラムで、曽野氏ご本人の意見として掲載しました。コラムについてさまざまなご意見があるのは当然のことと考えております。当社は一貫してアパルトヘイトはもとより人種差別などあらゆる差別は許されるものではないとの考えです」と応えているが、これを宿敵の朝日新聞が全文を掲載、新聞戦争が少し和らいだのかなと思った次第。
曽野綾子が自身を棚に上げて、上から目線で他人に説教するのは今に始まったことではない。その人が今度始まる道徳の指導書に「文部科学省や学校の先生、親だからといって頭から信用してはいけない。本当は誰も全面的に信用などできなくても裏を返せばそのすべてが教育材料になります」と書いている。なるほど、書いた本人をまず信用してはいけないという意味だったのか・・・