中国政府はこれまで福島原発の事故で凍結していたがいよいよ新規の原発建設を本格化させる。5年で発電能力を約3倍に増やし世界第2位のフランスに迫る計画だ。しかし安全性に対する認識や対策が著しく遅れ、また中国製原発の設計基準にも強い懸念がある。そもそも沿岸部の原発には津波対策が全くなされていないし内陸部の原発も厖大な水量が必要となる冷却水対策が取られていない。そして仏国製や米国製を真似た中国産の粗悪な製品を使い且つ手抜き工事が横行する等々。中でも一番心配されるのが白頭山に近い吉林省原発計画で1000メガワット級6基が計画されている。白頭山は近々大噴火が予想され、917年の大噴火は過去2000年間で世界最大級とも云われる超危険火山なのだ。日本の規制庁には韓国と中国の原発事故対策も早急に練って欲しいものだ。
2月 13
2015
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