138億年前の宇宙誕生直後、超高温で超高密度の火の玉のような状態になり、爆発的に膨張する「ビッグバン」が起きた。そのビッグバンがなぜ起きたのかを説明したのが「インフレーション理論」で佐藤勝彦教授とアラン・グース教授がそれぞれ独自に提唱していた。もしこの痕跡と云われる重力波が見つかれば、両氏のノーベル賞は間違いない。そして昨年、米国の研究チームが重力波を捉えたと大きく報じられていた、が、結局は宇宙に散らばるチリによるノイズであることが詳しい分析で判明した。このところ中東のきな臭い話題ばかりだったので残念なニュースではあるがほっとする。
2月 02
2015
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