ヨルダン

人質交換はまだ成功していないが、日本はヨルダンアブドラ国王と国民に大いに感謝しなければならない。長い皇室外交のおかげで親日国であったことが幸いした。
かってヨルダン王を引き継ぐはずの王子が政治的混乱の中で継承権を剥奪さる事件が起きた。そのとたん世界の王家からは手のひら返しで冷たくあしらわれたが、唯一、日本の天皇家だけは慰めの言葉を掛け親交を続けた。その恩義を後の王様が引き継ぎ今日の親日風土ができたという。何か昔話にありそうないい話。また国王は時々変装しては街に繰り出し、市中の率直な意見を収集しているらしい。これも大岡越前と吉宗が江戸の街中を徘徊して情報を収集したことによく似ている。
安倍さんの難民支援発言が人質事件の原因だなどと批判する中東専門家は多いが、とんでもない。ヨルダンは貧しい国力の中であっても必死にパレスチナ難民を受け入れているのだ。この支援表明をせずして何が日本だ。中国や韓国とここが違うのだ。ヨルダン