「新潟・弥彦村が何と36年振りに村長選挙」こんな見出しが全国紙で報じられた。昭和54年(1979年)を最後に村長選挙がないということだ。この選挙戦は歩行困難な高齢者をリヤカーに乗せて投票所へ運ぶほどの激しい戦いとなり投票率は97%だった由。しかも集落ごとに候補者を支援したため、誰がどの候補に投票したかまでバレバレで村は完全に二分した。以後、村の分裂を避けるため事前の話し合いで候補者を絞り込む慣習ができたという。
今度の選挙は弥彦競輪場がどれだけ村の財政に貢献しているかが争点で、新人候補は「競輪事業は赤字すれすれで新たな財源を作らなければならない」と主張。一方、4期目を狙う現職は「競輪事業は村の宝であり滞在型観光地を目指す」と主張する。今月25日の投票日にはワイドショーも挙げて押し寄せるかも知れない。
1月 22
2015
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