昭和 平成 令和と激動の1世紀を過ごされた三笠宮崇仁親王妃百合子さまが昨日朝方、ご逝去された。
百合子さまのユーモアと気さくなお人柄から学習院OLや元華族のお仲間が多く集まられるサロンがあるようで、2001年前川館長が企画された「エルミタージュ美術館展」にお仲間(もちろん妃殿下以外の)の6名が長岡を来訪された。ところが館長「ご一行は夕方帰られるがそれまで面倒を見てくれないか。ボクはこういうのが苦手だから」と案内役を押しつけられた。
昼食はホテルの特別室で軽めのコース料理。ところがお仲間の会話がどうも聞き取れない。よく聴けば、初めて耳にする皇族華族言葉だったのだ。三笠宮殿下が元軍人であることは承知していたのでそのあと「山本五十六記念館」にご案内。時間オーバーで新幹線時間にハラハラしながら最後は杉本鉞子の「武士の娘」をお渡しした。文庫本をお土産にするなど失礼このうえないが、後日「ご一行様はご機嫌よくお帰りになった」と館長からお褒めの言葉を頂いた。私の、懐かしくも自慢の思い出話しだ。
11月 16
2024
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