米国でタコ養殖禁止法が成立

米カリフォルニア州でタコの養殖を禁止する法案が可決成立した。「タコは知的な生物」などを禁止の理由にしている。米国で同様の禁止法が成立したのはワシントン州に続き2例目でハワイ州も検討されている。
タコは知的で問題解決能力が優れ、痛みやストレス、恐怖、社会的な絆を感じる生物だが、養殖時の閉じ込められた環境では攻撃的になってほかの水産資源を食べ尽くし枯渇につながるというのが主な理由。ただ一部にはタコの保護優先を求める意見もある。日本では1970年代からタコの輸入を始め、現在は消費量の半分をモロッコやアフリカに依存している。そのため養殖も検討されているが米国の禁止法が足かせになるかも知れない。