門脈圧昂進症

年4回ほどの血液検査で2種のガンマーカーにばかり注視してきたが、ガン以上の確率で発症する「門脈圧昂進症」がかなり進行しているようだ。
腸、脾臓、膵臓、胆のうからの血液を肝臓に送る最も重要な血管が門脈。門脈は肝臓に流入する血液の3分の2を運ぶ大切な血管だが、受け入れる側の肝臓が繊維化して硬くなり働かなくなると血液が滞って門脈の圧力が高くなる。そうなると門脈手前の食道静脈や胃静脈にはほぼ100%の確率で瘤ができ、これが破裂出血すれば死に至る重篤な結果を引き起こす。このところの「血小板の大減少」は門脈圧の上昇によって脾臓から肝臓に流れ込む血流が滞ると脾臓が過剰に働き血小板を壊してしまう。「一過性脳虚血発作」は全身の循環血液量が減って(首から脳につながる椎骨動脈の血流も減る)強いめまいや吐き気が出る。このところの症状がすべて符号する。もはや治療法はなく緩和ケアをするしかないので、今さら入院加療は望まない。次の主治医の診察時にちゃんと伝えようと思う。