追い打ちの被災に言葉がない

大地震についで大洪水地滑りの連続被害に遭われた能登の皆さんのご苦労に言葉がない。
能登沖(日本海)の資料的価値ある海底図形図を見つけた。2枚の図から能登半島の生い立ちに思いを馳せると・・・1800万年前ころに大陸の一部が沈降して日本海が生まれ、大陸の端は隆起して日本列島の原形ができた。だから日本海は全体が盆のような形態で、出入り口(対馬海峡と間宮海峡)が特に浅く台地状の海盆が連なる。能登沖は水深100m以下の大陸棚が続いているが、半島自体はいまも隆起が続いている。特に半島の海側の海成段丘は急傾斜で軟弱地層であり、海抜4〜500mほどの山から流れでる雨水は一気に海岸に流れ出る。国土強靱化と云うなら国は本気で取り組まないと、また同じ災害の繰り返しに見舞われる。