飛鳥時代の木簡 「九九早見表」と判明

藤原京左京七条一坊跡(奈良県橿原市上飛騨町)から2001年に出土した飛鳥時代末期の木簡が当時の役人が使っていた「九九早見表」の一部とみられることが分かった。木簡は縦書きで1行に「九々八十一」と読める。(写真は赤外線写真をトレース)九九を練習したメモ代わりの木簡ではないかと云う。書かれたのは「大宝律令」が制定された701年ころで、勤務管理や古墳工事に九九など数学の知識が必要だったとみられると…..九九は春秋時代(紀元前8~5世紀)の中国で成立していた。日本伝来の時期は不明。