今日から二十四節季の「処暑」 ”処”は「とめる」「とまる」などの意味 で次第に暑さが収まってくると云うのだが・・・
「二十四節季」は今から3千年ほど前に実在した殷王朝から使われ始めた季節現象を表す暦の一つで黄河中流域付近の気候を基準としている。グラフはほぼ同緯度にある中国安陽市と茨城県水戸市の各節季の入りの日の平均気温を比べたもの。安陽ではまさに文字通り大寒に最も気温が低く大暑に最も高くなっているが水戸市では大寒~立春にかけてが最も低く立秋に最も気温が高くなっていた。黄河と日本では約1節気ズレていることがわかる。だからテレビでよく耳にする「今日は暦の上では○○」と云うより「今日からは暦の上で○○」とアナウンスした方がよさそうだ。約2週間くらいの幅で季節の変わり目を捉えるのが「二十四節季」なのだから。
8月 22
2024
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