おかしいぞ 中央公論

雑誌「中央公論」は内容によって偶に買う雑誌だが、どうも編集内容がおかしい。どうやら編集長が交替したことが原因のようだ。そもそも中央公論は保守系の姿勢で知られてきた。それが8月号では「安定的な皇位継承は実現できるか」という対談モノを掲載するまで左に寄ってしまったのだ。
今から140年ほど前、京都西本願寺に集まる有志が「日本?反省会」なるクラブ?を立ち上げた。この会報を中央公論と改名して、大正デモクラシーを標榜する総合雑誌を発行した。しかし1999年に経営難から読売新聞に営業権を渡し会社は完全消滅した。
読売が即、保守系とは言い難いが、それにしても日本国の根幹「天皇制」に疑義を呈する対談を掲載するとは末恐ろしい。新潮社が3年ほど前に「新潮45」を止め、文藝春秋に至ってはもはや完全真っ赤で読む気にもならない。中央公論の衰退がさらに進めば日本の論壇誌は壊滅するではないか。日本のオピニオンリーダーよ、もっと気合いを入れろ !!