勝田Pがご存命で社長なら日テレはここまで堕ちない

大谷翔平さんの個人情報に触れる逸脱取材で「出禁」となった日本テレビ。なのに「24時間テレビ」では心臓移植しかないと宣告された川崎翔平ちゃんに “翔平” 繋がりで大谷翔平さんと対面するドキュメントを企画。しかし翔平さんの怒りは収まらず中止に。そもそもが名前の繋がりだけで日本の宝者を引っ張り出すなど余りに安易が過ぎる。
「24時間テレビ」や「11PM」を立ち上げたのは勝田建プロデューサーだ。十日町雪まつりで人気の「11PM」に来て貰ったとき一度お会いした。新潟招致で某かの制作費を捻出しなければならず番組内で紹介することを条件に地元の物産会社から協賛金を仰いだ。スタッフ合同会議の席上、地元の是非ネタを発表するに及んで生意気盛りの担当Dから「11PMはそんな番組じゃない」と罵声が飛んだ。しかしこのやり取りを聴いていた勝田Pは「そういう話しを面白く演出するのがディレクターの仕事だろう」と一喝。この1年後、勝田さんは肝臓ガンで亡くなられた。ゆったりと静かに全体を見渡していた姿が忘れられない。小生の肝硬変、私が勝手に尊敬する大先輩に少しでも近づけるならそれもいい。