リチウム電池の発火爆発

韓国電池工場で爆発発火事故が起きて22人が死亡した。スマホなど気にすることなく蓄電を繰り返しているが、かなり危険な習慣でもあることを改めて気付かされた。
リチウム電池は正極と負極、二極を分けるセパレーター、電池内を満たす電解液で構成される。一般的には毎日100%まで充電した場合、1年半で60%ほどの容量に減少する。電池の劣化が進んだり落下で衝撃を与えたり、高温(45度以上)に晒したりすると内部のリチウムが漏れる「析出」が発生し発火爆発の危険性が高まる。また充電量100%や過放電0%の状態が長く続くと劣化は一気に進む。
リチウム電池は日常生活には欠かせない重要で便利な製品である一方、取り扱い方を誤れば発火爆発の危険性があり、破棄する場合は両電極にテープを貼って絶縁する一手間を忘れてはならない。