金正恩は核開発計画に資金をつぎ込むことを優先。2022年には過去最多63回の弾道ミサイル発射実験をした。この総費用は約700億円を超えており、北朝鮮の1年間の穀物不足を補うのに必要な金額よりも多いと云う。しかも北朝鮮国内の配給制度(新・糧穀政策)は完全に破綻、農村地帯だけでなく平壌でも餓死者が出ている。20数年前の壊滅的な飢饉で300万人が餓死したがいま再び深刻な被害が広がっている。
そんな最中に金正恩の妹、金与正は拉致問題は解決済みとした上で「拉致問題を両国関係の展望の障害にしないのであれば岸田首相の訪朝の障害はない」と述べた。独裁国家の北朝鮮で「個人的な見解」の披瀝はあり得ない。明らかに兄、正恩氏の意向をくんだ発言であることに違いない。それほど深刻な食糧不足に追い込まれているのだろう。それにしてもこの親子のブクブク太りを国民は何と見ているのだろう。
2月 19
2024
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