毎日新聞の「余録」に今度の月着陸で二つの超小型ロボットの放出成功に絡めて、韓国を代表する碩学、李御寧氏(文芸評論家、初代文化相、ソウル五輪総合演出など手掛けた)の逸話が載った。日本文化論の最高傑作と評される氏の著作「縮みの日本人論」は小さいものに美を認め、あらゆるものを ”縮める” ところに日本文化の特徴があると着眼され日本と日本人論を著した。かってこのような優れた韓国知性がいたことに少しほっと感じたのが不思議だ。2022年2月ガン闘病の末、自宅で死去、89歳。著書に「韓国人の心 ・恨の文化論」「ふろしきで読む日韓文化」など100冊を超えると。
1月 26
2024
2024