台湾総統選は民進党の頼 清徳さん64歳が勝利した。年代別の投票行動などはまだ出ていないが、若者の「台湾を第二の香港にしてはならない」という強い意志を感じる。ただ賴さんの得票は558万票あまりで野党候補二人の合計は836万票に上った。立法委員（国会）議員選でも与党民進党の議席は過半数割れとなったから今後の議会運営にご苦労するだろう。
頼さんは安倍首相の葬儀に参列するなど知日派としても知られ、日本の政財界に知己が多い。また大の野球ファンでもあり、以前、日台交流を促進する策として「台湾のチームが日本のプロ野球リーグに参加できれば面白い」と述べたこともあった。「台湾統合は歴史の必然」は習近平の持論だが、そんな歴史はどこにもない。インチキ習近平をやっつけるには一つに台湾のTPP加盟を進めるコト。裏金問題で右往左往する永田町の面々、しっかりしろよ—