大岡裁き 有識者懇談会

日本学術会議の組織見直しを議論してきた内閣府有識者懇談会が報告書をまとめた。その内容、学術会議の主張を取り入れながら、しかし政府の本心 “独立法人化” を理路整然と推す「大岡裁き」になった。
1年前の政府案は①学術会議を国の機関として残すが ②会員選考は第三者委員会が行うとしていた。当然、会議側は独立性が脅かされると反対、政府は改革法案化を見送った。有識者会議は「学術会議は政府方針に批判的であっていい。批判するためには独立性が担保されなければならず政府機関であることは不適切」と裁いたのだ。これで学術会議側が主張する二兎「お金は欲しいが口は出すな」が根底から崩れ去った。大変結構 !!