犬を飼うと認知症リスクが4割低下

高齢者で犬を飼っている人は飼っていない人に比べて認知症の発症リスクが4割低かったとする調査結果を健康長寿医療センターの研究チームがまとめた。都の疫学調査に協力した65~84歳の1万1194人を対象に2016年から5年間、認知症になった人の割合を調べた。飼育者でも犬は発症リスクが4割低くなった一方で猫はほぼ変わらなかった。「犬の世話を通じて日常的な運動習慣や社会参加の機会を維持することになりその結果認知症の発症リスクの低下につながっている」と担当者は分析している。